日記292

・まず一つ目はあれですね、常に創造性、クリエイティビティを忘れないように努めたことだと思います。

・一文目からしゃらくさっ

・でもそうなんです。このブログでも松浦弥太郎のことを取り上げたことがあったと思いますけど、彼の著書の中でも、「お仕事は創造性がすべてだ」的なことが書いてあって、まあ、すべてだ、とまでは言ってなかったかもしれないけど、とにかく創造性が大事だということでして、それを忠実に守ったということがあります

・もう少し書くと、例えば、仕事と作業って違うと思うんですよ。目の前のことを処理することが作業で、自分の創造性を反映するのが仕事だとすると、両者は決定的に違う。なのに、作業をこなすこと、目の前のことを適切に素早く処理することだけを仕事だと思ってしまうと、仕事が全く面白くなくなるし、成長もできなくなるのではなかろうか、ということです

・創造性を保つための、唯一といってもいい手段は、書くことです。人間は言語を用いて思考しますし、その思考の幅、深さを決めるのは書くという行為をどれだけ真摯に行うかということに尽きるのではないでしょうか。そんで、その質がその人の仕事の質を決めるのではないでしょうか

・まあ、理想論に近いですけどね。日々の仕事には、もちろんルーティン的にこなさなくちゃならない作業も含まれますし、創造性を解放した結果が、成果としていつ現れるかといわれると、そこは定かではない

・で。書くことに戻りますけど、松浦弥太郎もおススメしている一つの手法が、とにかく毎日書くこと、とくに仕事始めの朝の時間に、真っ白い紙に向き合って、思ったことを書くということです

・これは、いわゆる、その日やらなきゃいけないことを書きだすみたいな、タスクリストの作成とか、そういうものではまったくありません

・むしろ、そういうものを書いてはいけない、と同氏は説きます。すぐに書きたくなる、そういう類のものを我慢する。故に紙に向き合ってから15分は、むしろ何も書かないことが推奨されます

・なんじゃそりゃ。んで、心の底から、書きたいことが湧き上がってきたら、それをようやく紙に書いていきます。一文一文を大事にしながら、とつとつと書いていく。

・それは必ずしも、目の前の仕事に係ることではありません。むしろ、全く関係ないことが書かれていたりする。でもそれこそが、自分の心の奥の方にあるものごとであり、それを引き出してくることによって、長い目で見てアイデアや何やに繋がってくる、というわけです