日記310

・例によって、上野の科学博物館に行ったんですよ。

・普段は、動物の剥製とか恐竜の化石のゾーンが好きなので、もはやそれ以外は見ないくらいの勢いで回るんですけど、今回は何となく、科学や科学技術の進歩、みたいなゾーンが気になって見ていたんですね

・たぶん、こないだ言及した、マルクスのフレーズが気になってるんですよ。人間を規定するのは労働だっていう。そうすると必然、人間が創り出してきたもの、頭をひねって考えだしてきたものの足跡というのが気になってくるわけですね

・地下3階の一角が日本人の(自然科学系)ノーベル賞受賞者特集みたいになってまして、そこに受賞者たちの功績とか来歴とか、座右の銘的なものが書いてるわけですよ

・そういうのを読んでると、やっぱりサイエンスとかテクノロジーというものは、人類を救う力があるなと思って感動するわけです。加えて、彼らが切り拓いてきた科学的な世界の解釈が、自分を含めた現代人の共通観念になってる部分すらあるわけですよ。科学が人間の礎となっている

・それはもちろん、タダでそうなってるわけじゃなくて、科学者が自分の人生を懸けて労力を知的生産に全力で傾けてきたから成し得たことなんですよ、当然ながら。