日記7

・ブログが一週間続いた。ブログを始めて、一週間以上続く人は全体の0.02%程度だとされている。その根拠は以下の通り。

・ぼくの友達で、新年からブログを始めたやつがいるが、そいつは三日でやめた。ぼくの周りで観察できる限り、ブログを最近始めた人間はそいつしかいない。だから、ブログが一週間以上続く割合は0%。ただし、「さすがに0%ってことはないだろう」というおまけの割合が、0.02%。したがって0⁺0.02=0.02なのである

・「なのである」という語尾に比べて、あまりにも中身のない、しかも誤解を招くような文章を書いていて、恥ずかしくないのか

・恥ずかしくないから、一週間続いている。羞恥心に対して、自己顕示欲が完全に勝っている。みんなも、そうでしょ?

・ブログを続けたことのデメリットを先に書きますが、左肩の痛みが取れない。タイピングの際に使用する、タイピング筋が引きつっている気がする。なので整体?マッサージ?に行きました

・人類の可能性を遥かに凌駕する肩の凝り具合で店員さんを思わず苦笑いさせたのち、彼の口から驚くべき言葉を引き出した。

・「筋肉がバランスよくついてますね。どんなスポーツを?」

・褒められた、誰かに褒められた、このあまりに久しぶりの感覚…。新年を迎えて以降、自分の心を守るために自身を褒め続けてきたが、その時には分泌されなかった脳内物質がドバドバ出るのを感じた、中高6年間はテニスをやっていました

・今日のメイントピックはこの話ではありません。

・「アムステルダム」を読み終わった、面白かった。

・「読んだ本はアウトプットする」という自分の掟に従って、文章に残しておきたいんですけど、ネタバレになるのが怖い

・誰もこんなブログ読まないからいいだろ

・でもぼくは底抜けに几帳面なので、宣言しておきます。これ以降は、イアン・マキューアンの小説「アムステルダム」に関するネタバレを含んだ内容となります。ネタバレを読むのが平気な人、ネタバレを読むのは決して平気ではないが誰かにネタバレされることに妙な興奮を覚える人以外は読まないでください

・「行ったり来たりする小説」だと思いました。あとがきで訳者も書いてましたけど、世の中、完全な善人も完全な悪人もいないんですね。天才作曲家・クライブもカリスマ編集長・ヴァーノンも、シュッとした大人で良識もあるんですけど、ぼくらがそうであるように、どこか不安定で、どこか自分のことを信じきれないでいる。かといって、自分を諦めきれないでいる。だから他人に少し寄りかかってみたり、寄りかかった先の他人が自分の思い通りにいかなくていらいらしたり、また自分に戻ってきて、自分の仕事がちょっと社会から評価されるとすぐに独善的になったり、というふうに、自分と自分以外を行ったり来たりする。

・ちょっとドライな大人の人間模様が、研ぎ澄まされた文章で書かれて(翻訳されて)いて、心地よい読後感、ちょっとしたミステリのような緊張感や高揚感を味わえますので、ぜひ読んでみては。ほとんどネタバレを含んでいなくて自分でもびっくりしている。

・昨日はイアン・マッキューアンと書いたのに、今日はマキューアンと書いています。こういう表記揺れに、妙な興奮を覚えるから。

・新潮クレスト・ブックスという、新潮社のシリーズものというか、なんていうんでしょう、まあとにかくそういうもののうちの一冊です。

・新潮クレスト・ブックスについての説明は諦めて、リンクを貼ります。

https://www.shinchosha.co.jp/crest/index.html?query=&publish_date_type=2&count=200&start=400&design=series_list

・このシリーズ、全部読みたいんです。これまで読んだのは、ジュノ・ディアスの「こうしてお前は彼女にフラれる」、ジョセフ・ペイショットの「ガルヴェイアスの犬」、リンク先にはもうないけど、ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」。

・余談ですけど、「アムステルダム」の訳者である小山太一も師事?している有名な翻訳者、柴田元幸氏の訳書をもっと読みたい。ちなみに、同氏訳の、小説じゃないですけど、「デカルトからベイトソンへ」は、唯一ぼくのAmazonウィッシュリストに入っている商品です。クエスチョンマークをつけたところはイメージで書いてますので事実と捉えないでください

・同氏訳の小説については、そういえばバーナード・マラマッドの「喋る馬」を積ん 読している。あと、今日ネットサーフィンしてたら、レベッカ・ブラウンというアメリカ?の作家の訳も有名らしいですね。

・明日のメイントピックは、「地元の銭湯が熱すぎる、気温と反比例している」といった内容です。

・思い出したようにリサーチの話をしますけど、やり方を考えました。本腰入れる方のやつは、「自分が分からないこと/調べたいこと」について、二週間かけて入門書を三冊だけ読んでそのブリーフィングをします。毎日やる方は、ニュースを一本引っ張ってきて、思ったことを毎日のブログで垂れ流します。

・今日のニュース!と思ってWSJの記事を引っ張ってこようと思ったら、有料会員限定だ、これ。ぼくは有料会員ですが…。

jp.wsj.com

・世界の外貨準備比率における日本円の比率が歴史的高水準なんですけど、これは円が魅力的だからではなくて、クロスカレンシー・ベーシススワップ、つまり、日本国債を買ってそれをそっくりそのままドルにすると儲かるから、とのこと。このとき得られるリターンは、同年限のドル建て国債を買うよりも大きい。

・そんなわけで、外国人投資家が、主に1年未満の短い年限において、日本国債を滅茶苦茶買っている。同投資家が占める比率は、いまや全体の3分の2以上。

・でも、この保有比率には、デリバティブも相応に含まれてるから、ネットだとそんなに円保有はないかも、というのが記事の締め。

・じゃあ何が言いたいんだ?というのがぼくの感想です。

・後日ちゃんと解明します。

・2,500文字も書いてんの?何してんの?

・うふ