日記8

・うっかり友達に、「年明け以降毎日ブログを書いてる」と言ったらリンクを教えてほしいと言われたが、絶対に知られたくない。でもいつか教えてしまうかもしれない。おれは自己承認欲求の鬼なので

・中東情勢がやばい。戦争はやめてくれ、Twitterで崎山蒼志君も「戦争はやめてくれ」って言っていた。だから何だ

・去年末に新調したスーツ、すごく気に入ってるんだけど、ジャケットが少しだけ、本当に少しだけデカい。もちろん1サイズは大きくないけど、0.3サイズはデカい。絶妙に、布が余っている感覚がぬぐえない。その理由について書こうと思ったけど、だるいのでやめます

・今日、上司から急に、「最近読んだ小説について説明してくれ」と言われ、昨日「アムステルダム」について書いた自分を褒めたくなった。よくやった、素晴らしい 他人に説明するために小説を読んでいるわけではありませんが…説明なんてしてたまるかと思いつつ、バッチリしました、イエスマンなので

・そんとき思ったんですけど、本の感想を自分でまとめておく際に、「あらすじ」を整理しておくのは大事ですね。昨日のブログみたいな抽象的な感想だと、他人にその本の魅力を伝えられない気がする。「物語」が人を引き付ける力というのは、一般に思われているより強いものなのだ。昨日のブログを書き直す気はさらさらありません

・今日書店に寄って、この本は近いうちに読みたいなと思いました。近い将来のおれ、読んで感想を聞かせてくれ

https://www.amazon.co.jp/dp/4799325639/ref=cm_sw_r_other_apa_i_qgufEbYQJC8AR

・小説の話のついでに言っておくと、ルシア・ベルリンの「掃除婦のための手引き書」はとても良い短編集です。

・小説についてバコバコとパソコンを叩いている自分を観察していて気づいたんですけど、日々の雑談の中で、小説やら本やらの感想を他人に伝えることにはかなりのハードルがある気がする。

・「読書が趣味です」というには、相当本を読んでなきゃいけない気がする、というのも言い尽くされていることだけど、これらの要因は、作品を楽しんで読む、という読み方を知らない人が多いからだと思っています。

・料理を味わうように、絵画を鑑賞するように、本を読むということができない、というより、そうした読み方を知らない、つまり教養のない人が多いのだと思う。じゃあ教養って何ですか?

・教養があるというのはですね、「判断を留保できること」だと、誰かがどこかに書いていました。つまり、何か作品を鑑賞して、「これは誰々の何という作品です」「この作品がつくられた背景はこうです」と説明できる人は、知識はあることに間違いはありませんが、それすなわち教養があるということにはならない。

・教養がある人というのは、そういう知識は前提として、あるいはそういう前提知識がなくとも、作品が持つ魅力に丸ごと浸ることができる、そういう人だと思っています

・そうなるためにどうしたらいいかというと、美しいとか、価値があるとか、面白いとされているものに、なるべく高頻度で体当たりしていく、つまり作品と出会って鑑賞する、そういう経験を数多く積んで、自分の資産として実体験を積み上げるしかないと思うのです。教養は文字通り資産でありますので、財布からさっとお札を取り出すようにその姿を提示することはできないけど、人の中に時間をかけて蓄積されていくものだと思うのです

・当たり前のことを何ダラダラと書いてるんですか?

・なぜこれを書いたかというとですね、ぼくがあまり好きでない人と雑談していて、その人がある芸術作品をみて「これだったら私にも作れそう」みたいなことを言ったことを突然思い出したからです。そもそも、あまり好きでない人と雑談するなよという意見はありますが、まあそれは置いといて、それを聞いた時ぼくはなぜこの人を好きでないのか一発で理解しました、あまりにも教養がないからです

・ということで、流れるように今日のニュースですが、資産とその流動性の話。もう頭が回らないので、日経新聞の「やさしい経済学」です

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54064060W0A100C2SHE000/

・キャッシュレス化というけれど、実は現金の発行量はあまり落ちていない。現金大国の日本でも、米国でも(いつか余裕があったら統計を確認したい)。その理由として、預金金利の低下(現金の流動性は最強)、自然災害や紛争に伴う予備的保有の需要増はまあ当たり前として、節税目的というのは、たしかに、なるほど。日本でも、15年の相続税制改正に伴って、資産課税が強化されて以降、現金保有が増えたとのこと。あと、ドルについては、メキシコからの観光客がドル札を使うから、らしい。

・感想以外の何物でもない

・うっふ