日記406

・これ、永遠に考えてる気がするんですけど、留学のモチベーションというか、自分が留学に行くことで会社にとって何がプラスになるのかということについて、相変わらず考えてます。説得的に説明できる気が、今のところしていない

・話は変わるようで変わらないんですけど、現・ディズニー会長のロバート=アイガーの「ディズニーCEOが実践する10の原則」を、友達に薦められて読みました。この人、どっかの大学でMBA取ったとかいう、いわゆるプロの経営者じゃないというところが面白いところで、とにかく他人に対する共感と敬意を大事にしてください的なメッセージが繰り返し伝えられるんですね

・で、まあ、そんな「人の好さ」だけでディズニーの会長になれるものかという意地悪な疑問はさておいてですね、この間のディズニー経営の一つの特徴は、ピクサーから始まってマーベル/ルーカスフィルム/フォックスと、買収を繰り返したことにあるわけですよ。んで、その際に、相手企業のカルチャーをいかに守りながら買収交渉を進めるかという課題があるわけですけど、ここで大事なことは、買収後にどんな理想の未来があるのか、ということを一生懸命思い描くということなんですね

・そのためには、常に自分の会社がどんな理想の姿に向かっていくべきかを考えなくてはならない…ということで冒頭の話に戻らさせてもらいますけど、そんなわけで、留学に行った後の自分の理想のキャリアを、青写真でもいいから描きましょうねという話なんですよ

・しかし、少なくとも留学に行ければ、自分のスキルアップにつながることは間違いないはずなのに、なんでこんなにワクワクしないんでしょうかね。

・せっかくディズニーの話を出したので、例えば、自分が会社の経営者だったとして、買収の話にまったくワクワク来ない時は、どんな時かということを考えてみると、まずはコストに見合うだけの効果が期待できない時でしょうか。

・というか、そもそも、自社の理想の姿を思い描けていない時でしょうかね。つまりあれですね、守りの姿勢に入ってるんですよ。ライバル企業に負けたらどうしようとか、失敗したらどうしようとか。となると、理想の姿云々の前に、まずは自分が抱えている恐怖心と向き合わなきゃいけないですね、これ。

・あのー、あれですね。例えば今、経済学の修士を取りに行きたいと思ってるんですけど、自分の中にある恐怖心はアレです、たとえぼくが経済学を修めなくても、誰かぼくよりも優秀で、現時点で経済学のことをよく分かっている人が勉強すればよくて、しょせん自分が勉強したところでそうした人たちに太刀打ちできないだろう、という恐怖心があるんですね。

・今の会社で、自分よりはるかに優秀な同期/先輩・後輩/上司を、嫌というほど見てきました。そうした中で生き残るには、自分はもっとニッチな戦略を採用しなきゃいけないという、心理的な足かせが働き続けているんです。

・どうすりゃいいんですか?これ

・いや、実は対処法も知っています。千本ノックしかないですよ、これ。過去の話なんて、しても仕方ないんです。何か特定の分野でいいから、今から誰よりも勉強して、エキスパートになるしかないんです