日記460

・とんだ親不孝者です、わたしは

・なにせ、大学に4年間も通っておきながら、基礎的なアカデミックスキルすら身に付けることがなかったのですから

・猛省から始まるブログがあったっていいじゃないですか

・わたしは文系の大学生として、もっとも重要な教養を学ぶことなく大学を終えました。それはレファレンスです

・レファレンスに関するスキルをどれだけ習得しているかの試金石として、以下の単語の意味(固有名詞を含む)をどれだけ知っているか、たわむれに見てみてください

・図書請求記号(分類記号)、目録、国立情報学研究所NDL-OPAC、OCLCWorldCat、書誌、ネットで百科事典(ないしジャパンナレッジ)、雑誌記事索引総目録、講座もの…

・どれも、基礎的なレファレンススキルにかかる重要な単語、概念、ツールです

・上記の一部しかご存じない方、またはいずれもご存じない方、まずは黙って、ちくま新書の「図書館に訊け!」(井上真琴、2004)を読まれてください。ちなみに私は一つも知らなかった

・この新書を読んで頭をぶん殴られたような衝撃を受け、そして冒頭の猛省に至っています

・思えば、大学時代のみならず高校時代から、「何かを調べる」ということについて人一倍、苦心してきました。何かを良く調べるとはどういうことなのか、どうしたらいいのか、普通の人よりも疑問を持つ機会は多くありました。

・それなのに、その方法について、よく理解しようとしなかった、むしろそうした機会を逃し続けて、自己流にこだわり続けてきた…そんな自分に腹が立ちますし、そのような自分がこれまでの人生において、アカデミックな足跡らしきものを何一つ残すことができなかったことについて、むべなるかなという思いでいっぱいです

・しかしまだきっと遅くない、まだぎりぎり遅くないのです。物事を調べる正当なやり方について、多少時間をかけてでもいまから身に付けることはできると思います。かなりぎりぎりですが、留学に行くまでの間に、海外の図書館で満足にレファレンスサービスを使いこなすレベルまで、なんとか自分を高めていけると思います

・そのための具体的な方法も、時間を見つけて、このブログにもまとめていきたいと思います