日記289

・えーまず、ドル安の背景。

・ドルが積極的に売られるっつーか、そもそもドルを買う理由が見当たらないよねというのが正直なところでしょうか。以下、ダブルクオーテーション囲みは、みんかぶFXのコラムからの引用。

”バイデン候補であれば、富裕層や法人への増税が警戒されるものの、インフラや環境関連支出など大規模な財政支出が想定され、財政赤字は8兆ドル拡大するとも言われている。一方、トランプ大統領が続投となっても減税と追加経済対策で4兆ドルの財政赤字拡大が見込まれている。それに伴って国債も増発されることになる。ただ、FRBが実質的に財政ファイナスを実施している面もあり、クレジットが崩れるという心配はなさそうだ。”

・なんか、財政出しても出さなくてもドル安っていうのはずるいですよね。ずるいと言ってもしょうがないけど。

・でもあれじゃないですか、財政支出に伴って国債増発が見込まれるなら、長い目で見て金利は上昇地合いにあるわけで、そうしたもとでドルに上昇圧力がかかっても仕方ないという見方もある気もするんですけどね。

・さらっと財政ファイナンスって書いてますけど、中銀の独立性ェ…

FRBインフレ目標の基準を緩めているが、インフレ期待さえ高まらなければ、大事にはならないと見られている。現代の経済環境はインフレになりにくいことは周知の通り。財政拡大で米個人消費が盛り上がれば、米国の場合、同時に貿易赤字の拡大も予想される。いずれにしろ、少なくともドルを買う理由は見当たりそうにはない。”
・ただまあ、米国の貿易赤字って、別に今に始まった話でもないですし、それがドル安にどれだけ効くかと言われると、ねえ。

トランプ大統領続投であれば、米中対立が更に激化するとのシナリオが言われているが、この点については、バイデン候補でも同じであろう。むしろ、民主党政治ということもあり、人権問題に深く切り込んで、事態はさらに悪化することも警戒される。もし、ドル高のシナリオを想定するとすれば、人民元安・ドル高の波及かもしれない。”

・米中で貿易上のケンカしたら意外と中国に体力ありましたっていうのが昨年の教訓だったはずなんですけど、つくづくマーケットってロジカルじゃないですね

・あれ、っていうか、鋭く気が付いてしまったんですけど、そもそもドル安っていうか、コンセンサス通りに事が運んだ時に、リスクオンによる円安だとしたら、ドル円では上昇方向ってことかしら。