日記282

・けっこう読み進めたのに未だ読み終わってない、でお馴染み、クッツェーの「遅い男」なんですけど、これ、なんで読み終わってないかっていうと、物語の途中で、コステロと名乗る女流作家が出てきてストーリーラインをめためたにしていくんですよ。やたらメタなことを言ったりして。

・で、クッツェー先生、ノーベル文学賞取っちゃうような人って、やっぱり一筋縄ではいかなくなっちゃうもんなんですかね、と思って、読みにくさを感じるもとで放置してたんですけど、このコステロという女流作家、クッツェーの作品に同名で頻出するキャラクターなんですね。

クッツェーの「動物のいのち」という、哲学者とクッツェーの対話を記録した、という体の本があるらしいんですが、これがまたややこしい構造らしくてですね。

・それについて詳述するのはやめた。ややこしいことを伝聞形で書くほどややこしいことはないので

・とにかく、動物園研究を進めていく上で、この「動物のいのち」は読んでみたいんです。これに出会えただけでも、まぁ2000円払ってもよかったかな。いや、ちょっと高すぎるな。