日記257

・通貨オプションの基礎知識について、いくつかまとめときます

・まず、将来のレートを先取りしてヘッジするという点ではフォワード取引と被るわけですが、オプションは「行使権利の」売買なわけですから、満期における取引を破棄することもできる点が異なります

・なにかしらのロング、例えばドル/円ロングのプットオプションを考えます。ロング側の気持ちで考えると、基本的に、支払ったプレミアムを上回る水準までドル/円が上昇すれば、その分だけ将来時点で割安にドル調達できるので、要は儲かる

・ショート側の気持ちになると、プットだろうがコールだろうが、ある水準(プットオプションなら、プレミアムを上回るほどのドル高)まではプレミアム分、必ず儲かるわけですが、そこを越えた際の損失の上限がない