日記143

・どぅうぇい。書店に行って「経済セミナー」(4/5月号、日本評論社)を立ち読みしてたんですけど、経済学をベースにキャリアを形成していくのって、自分が思っているより選択肢が多いんですね。

・ぼくは国内大学の学士を持ってるだけの低学歴おじさんなんですけど、今後行きたいと主張している留学プログラムでは欧米どっかしらの大学院で経済学修士を取りたいと思ってます。まあもちろん、アカデミックでキャリア形成っつったらほぼほぼPh.Dが前提になってくると思いますけど、そこまで目指す気は今のところ全くない

・うーん。例によって、文章を書くことで思考を前に進めようとしてる最中です

・さて。そうすっと、自分は何のために修士を取りに行くのかという話をいまさらすることになります。

・そもそもあれなんですよね、いまいる会社だと、なんしかの修士号を海外大で取ってることが働くうえでの前提みたいな感じなんですよね。だからここで働き続ける限り、修士レベルの知識、理解力、語学力が常に求められ続けることになる

・まあこれ、消極的な理由に見えて、将来飯が食えるかどうかという結構切羽詰まった問題でありますので、自分をモチベートするには十分ではあります

・うーん、この理由でずっとやっていけんのかな。不安ではありますが、いったん置いておこう

・ここ最近、コロナちゃんのせいでなかなか自分の勉強サイクルをうまく回せてないことから忘れてましたけど、勉強が好きだという気持ちは変わらない。しかしながら、勉強の何が好きなのか、改めて自分と向き合って考える必要があります

・あとですね、最近考えたこととして、こっから先はストックベースの知識で戦っていくしかないというお気持ちがあります。今いる部署は、目まぐるしく変化する金融市場をウォッチするお仕事ですので忘れがちですが、その日その日をフローの知識で凌いでいくだけでは必ず限界が来るんですね。うげえ。なので、こっからは、どれだけ面白がって知識をストックしていけるか、そういう方法を考えて習慣化することが大事になってくる。

・で、問題はですね、これらの問いについて考えて、仮のものでもいいので答えを出して行動していくのは簡単なんですよ、正直。これまでもそうしてきたし。

・ところがね、そうやって生きていくのって、果たして楽しいのか、自分がワクワクすんのか、その日布団の中で目をつぶった瞬間にぐっすり眠れんのか、死ぬとき後悔しないのか、不安なんですよ。そんなことを不安に思ってもしょうがないじゃんというアドヴァイスはいったん差し控えていただければと思います

・さて、お得意の手法ですが、関係ないようで関係ある話をします。

・こないだ、自分の会社の役員が社員向けにメッセージみたいなんを出したんですけど、その冒頭が、「人生は、時間という、誰しもに平等に与えられた”時間”という資産をいかにうまく活用していくかというゲームである」というものでありまして、これにすげー強い違和感を覚えたんです

・まあ、会社で役員まで出世していくっつったら、天才でないにしても秀才、つまりは「ミスをしない人」であるわけでありまして、それを極めた人からしたら、まあ人生っつーのは、若いうちから時間をうまく使って勉強しとくことで、起こりうるミスを未然に防ぎつつ誰かしらから高い評価を得る、つまり高得点を出すゲームである、っていう人生観は、うん、そうなんでしょうねということになる

・で、まあこれに対してとめどなくあふれてくる反論をまとめてみると、まあ、「それはおれの人生ではない」ということに尽きます。おれは別に、ミスをしたくない一心で生きていくわけではないし、誰かから評価されたい一心で生きていくわけではない

・自分の思考はいっつもここで引っかかりますね。つまり、別に誰かから評価されたいという気持ちだけで生きていくわけではないと思いつつ、他人や社会から評価され続けないと生きていけないというリアルも分かっている。なんだこの板挟みは

・これまでは、この板挟みから「半分降りる」、つまり若干死んだ目で社会人をやるということで対応してきました。しかしながら、そろそろ、この問題を正面から捉えなくてはならないフェーズに来ている

・さて、問題が板挟みになって膠着してしまった時は、そもそもその問い方が間違っている、正しく問うことができていない、というのがよくあるパターンです。考えてみましょう

・今、苦しんでるのは、「どうやって生きていくのが正しいか」という問いでして、これに答えが出ないのは、まあ、当たり前ですね。「楽しく生きていきたい」という考えと、「他人から評価されることで確実に飯を食いたい」という考えを、相反するもの、両立しないものとして捉えている限り、どっちが正しいかなんて一生分かんないっすよ。どっちも正しくも間違ってもねーから

・ここで本来、答えを出さなくてはならない問いは、何でしょう。とりあえず、明日をどう生きていくか、という話じゃないんです。

・んげ。今日は寝ます。