日記68

・悩ましいんです

・関係ないですけど、「魚味求真」(関谷文吉)、「悪童日記」(アゴタ・クリストフ)を買いました。読むのが楽しみ。「魚味~」に至っては、副題が「魚は香りだ」ですからね。意味が分からない。絶対に面白い確信があります

・本題に戻ると、悩ましく思っています。他人とのコミュニケーションが、うまくできてない気がする。

・なんか、普段からブログに、自分の思考を書き記してるじゃないですか。そうすると、「文章を書く」という行為の特性上、ある程度まとまった思考結果を書くことになるわけですよね。そうでなければ、最近の平日の記事みたいに、何か一定のテーマ(ぼくの場合は為替)について、脳をあまり使わずにルーティンのように書くことになる

・そんで、何が悩ましいかと言いますと、今週末、有難いことに人とたくさんお話する機会があったんですね。で、普段からブログを書いてると、人と話すときも文章を書くのと同じように、思考がまとまってから話そうとしてしまうんです。

・大概の人は、他人のまとまった思考なんて聞きたくないというか、会話というコミュニケーションは、そもそも「会話している」という状態が大事だったりしますから、冗長な話は嫌われますし、相手の思考がまとまるまで待つというのは、なかなかしんどい。

・かと言って、何も考えない浅薄なコミュニケーションがずっと続いていくのは、自分としては耐えられない。いや、ちゃんと言うと、そういうコミュニケーションが続いてもぼく自身は全く何の問題もないんですけど、「相手の時間を取って会話している以上、何か有益なこと/中身のあることを喋らないと相手に申し訳ない」っていう、まじで意味の分からない気遣いが発生してしまうんです

・気の置けない男友達と話すときなんかはそんなこともなくて、適当なことばっか喋って2時間が過ぎるみたいなことがよくあるわけですけど、とくに大事に思ってる相手とか、嫌われたくない人に対して、「何か実のある話をしよう」と身構えて頑張って、結果としてコミュニケーションが重くなるという、悩ましい事態が発生してるんです

・まあ、しゃあないんですけどね

・日曜なのに暗い話をしてしまった

・反省しています

・反省の一段階上に、「猛省」という動詞があることを知った時は、衝撃を受けた

・使ったことはありません