日記413

・あっという間に夏休み最終日。第Ⅱ期の振り返りをやろうと思って、ここまで来ました。

・いや、あれですよ。もちろん、色々と考えてはいました。外山滋比古風に言えば、脳内でアイディアを発酵させていたんです

・「知の技法」に関する簡単なレビューもしましたし、千葉雅也の話もしました。TOEFLも受けたし。何より、小説を書きあげることができたのがえらい

・今、何をしているかというと、このお休みの過ごし方を自分で正当化しています

・関係ないようで関係ある話します。昨日、夜、ふと思い立っておうちのお掃除をごそごそとしていたんですけど、自分にしては珍しくというか、ほぼ初めての経験だと思うんですけど、自分が過去に書いていた雑記帳とかノートをいくつも捨てました。

・要らないと思ったんですよ。これって、意識がかなり変化していることを示唆していると思いませんか。

Onenoteとこのブログに、自分の思考が一本化されているということですね。かつ、なんというか、過去の自分をアップデートできているというか、つまり自分が雑記帳に書き留めたもののうち、何に価値があり、可能性があるのか、ということを峻別できるようになっている

・加えて、自分が常にアイディアを生産可能であるという自信がついてきた、ということでもあります。たとえ有益そうなアイディアを書き留めた雑記帳を誤って捨ててしまったとしても、それに類するような、ないしはそれを超えるようなアイディアを、また生産可能であるという自信がある、ということですね

・ちょっと思いついたついでに書いておきますけど、「アイディアの結実」というものを、経済学で言うところの「均衡点」みたいなものと捉えてみてください。価格という均衡点は、今この瞬間にも、世界中のいたるところで生まれています。

・たとえ同一の財に対する価格でも、様々な制約から、その水準は多様なものになりますよね。さらに、時間の概念を導入すれば、ある瞬間に成立した、ある財についての価格も、時間の変化とともに変化していくでしょう。一度結実した価格は、永久不変なものではなくて、絶えず生成変化していくものなんです

・アイディアも然り。つまり、人の思考というものも、絶えず生成変化していくものなんですね

・それはそれとして、上記の価格概念って、もしかしてあれですか、ぼくが大学時代に習得を断念した、動学的一般均衡マクロモデルと関係してますか?だとしたら、気が付くの遅すぎませんか?