日記335

・FTに、ESMAによる外為市場規制の話が出てましたね。市場参加者からすれば、当然面白くない話、というか、そもそも議論のモチベーションがよく分かりません。

・さて、それはそれとして、内田樹の「私の身体は頭が良い」を再読してます。オイゲン=ヘリゲルの「弓と禅」を併せて読んでるので、なんちゅうか、武道的な心/身体の運びについて関心が向いてるんだと思います

・「私の身体〜」に出てくる、「本来の自己は虚である」という言説が気に入ってます。ラカンの言葉を借りつつ、自己というものは空虚であるという話です

・前に書いた座禅の話もそうですけど、自分を空っぽにすると言うのは案外難しいんですよね。どうしても、自分というものが在ると錯覚して生きてしまう

・そういう意味で、人間の自己というものは、あったりなかったりするもの、明滅するネオンのようものだと考えるのはどうでしょうか。どうでしょうかと言われても、どうでしょうか。