日記36

アイオワ党員集会の結果、出切らないという。ギャグに近いですね。

・開票率71%の時点で1位はブティジェッジ氏。巷で言われるサンダースリスク(同氏の社会民主主義的な立場から、サンダース氏の勝利は株式を中心に市場にネガティブ)よりかは、ブティジェッジ氏の方が中道寄りであることから、マーケットは好感とまでは言わなくても、多少安心しているでしょう。ブティジェッジ氏の掲げる経済政策はよくわかりませんけど、属性から考えてリベラルに近い中道といった感じでしょうが、サンダースやウォーレンよりはマシという。もちろん、強引な通商政策を掲げるトランプ対比でみても、自由貿易を標榜するバイデンが勝つのが一番いいんでしょうけど。

・今夜はわりと材料がありますね。まずは米ADP雇用統計。雇用統計の先行指標です。22:15

・米貿易収支。意外とみんな忘れている。22:30

・米ISM非製造業。言わずもがな。00:00

・ブラジル中銀の金融政策会合。00:00。昨日の鉱工業生産指数発表を受けてか、絶妙にBRLUSDが下がっていたのはちょっと笑いました。

米原油在庫統計。00:30。現時点では、リスクセンチメントはオンに傾きつつも、原油だけは下がってました。これはもちろん、コロナ関係で①中国経済の減退(含む工場停止)、②航空機停止/減便、に伴う需要減が背景です。OPECは価格維持のために協調減産を掲げていますが、原油なんて掘れば掘るほど儲かるという点を考えれば紳士協定に過ぎず、今提示されている減量分で価格がどこまで下げ止まるのか、分かりません。こうしたもとで、原油在庫が予想よりも積みあがっているとなれば、一層原油先物が売られることになるでしょう。ヘッドラインと、クッシング在庫に着目です。

・しかもこれ、コロナ後の情勢を織り込んでいるというのも地味にポイントだと思います。

・これらの後では、足もとPMIが軒並み良くて上がっているユーロなんかは小動きにみえるんだろうな…。