日記424

・件の文学賞、2次選考も通っていました。よしよし

・最近読んだ本の話でもしますか。仕事が忙しくなったり、プライベートが上手くいかなかったりすると、やっぱり良質な物語が読みたくなります。活字中毒と言うことでもないと思うんですけど、いつかこのブログでも書いたことがあるような気がする、「文学の持つ毒」に良いカンジに当てられている感じがする

・物語と言う意味で最近読んだのは、ガルシア=マルケスの「予告された殺人の記録」と、ブッツァーティの「神を見た犬」。あと、長らく積読していた、コクトー恐るべき子供たち」も読みました

・三つとも、明るいとは言えない物語で、多分数年前だったら手にも取らなかった類の本だと思います。どうしてそういう物語を読めるようになったかと言うと…やっぱり自分も人生のほろ苦さというか、そういうものが分かり始める年齢だからということなんでしょうか。

・自分の書く物語にも、こうした物語のもつ味わいというものが、いつか滲んで来ればいいなと思います。それでこそ、本当の意味で人の胸を打つ小説たりえるはずなので