日記435

・さて、最近、「失敗の本質」(戸部良一ほか)を絶妙に読みかけています。2021年第Ⅲ期は、(自分の評価としては)お仕事もあんまり振るわなかったし、2021年にわたっての自分の独学が部分的にしか成功しなかったとの自省から、この本を手に取っています

・んで、まだ絶妙に読みかけている段階でこんなことを書くのもアレですけど、本書で強調されている大事なメッセージは、巷においてやや誤解されているような気がします。この本を読んだ人は、口をそろえて「日本軍が取った、戦力の逐次投入という戦術と、兵站の軽視が失敗を招いた」と言いますが、これはあまりに短絡的な要約でしょう。要約というか、印象に残ったフレーズをリフレインしているに過ぎない

・どうした、突然のディスり

・本書において大事なメッセージの一つは、日本軍が戦略のグランドデザインに欠けていた、ということです。戦力の逐次投入も兵站の軽視も、その結果に過ぎない

・戦略というのは、何を目的に作戦を実行するかという、言ってしまえば戦争のゴールです。米軍の戦略と、そのデザインがいかなるものであったかということは本書を読んでいただければいいんですが、ここでぼくにとって大事なことは、2022年のお勉強においてはこの戦略のグランドデザインを忘れないようにしようねということです。

・戦いに引き付けて言うならば、2021年までのお勉強はその場しのぎの対応力を、まず身体に染み込ませるものでした。今年は、その対応力をなるべく発揮 ”しない” ことを目指します

・つまり、対応力が必要となるのは、あくまで局所的な戦いや、戦いの大詰めにおいてのみ、と認識することが大事です。対応力を発揮せざるを得ない状況に自ら追い込んでいくことは大事ですが、その時点で戦略のグランドデザインを行うリソースはぼくにはないでしょう

・では、2022年のお勉強の戦略とは何か。それは、直近のエントリーの繰り返しになりますが、「毎日続ける」ことです。勉強を通じて、何か知識を身に付けたり、試験にクリアしたり、ということを、戦略、つまり戦いの目的として位置づけません。ここが重要です。

・お勉強を毎日続けること。これを、2022年における人生の目的とするんです。この目標を達成するためには、リソースの投入を惜しまない、というのがぼくの戦略です

・英語も、仏語も、留学先での学習のためのお勉強も、(ここをどうするかはまたちゃんと考えますが、)小説も、毎日続けます。何がしかのかたちで、これらに毎日触れます。これが、虚無感というディメンターを追い払う、ぼくの守護霊です

・最後、カッコよすぎるだろ

・カッコよくはなくない?