日記397

・理由はよく分からないけど、前回の記事を書くのに結構熱が入りました。なかなかクリティカルなことを書いた気がする

・さて、前回の記事で予告した通り、日々のお勉強について、より具体的なやり方を示していきます。

・まず、そもそもぼくの日常には、どんなお勉強/お勉強の機会/情報のインプットがあるか、ということを改めて羅列してみましょう。

・テーマ物の勉強(「資本主義の射程と限界」「動物哲学」)、仕事のリサーチ、小説のためのリサーチ、英語の勉強(英単語の暗記を含む)、(趣味の)読書、(趣味の)ネットサーフィン(youtubeTwitter)、(趣味の)美術館巡り、街歩き…。このほか、日常的に見聞きしたことや、気になって少し調べたこと、なんかがあります。日々情報に接して生きていますね、人間は。

・んで、理想は、これらの情報を全て、(自分の脳の外部装置たる)メモに書き留めておくことですけど、そこには問題があって、例えば仕事中は、何でもメモしておく時間的/精神的余裕はないわけですね

・また、読書をしていて知ったこと/考えたことについても、読書の勢いを止めたくはないので、途中でメモを取っている余裕はない、というか取りたくない。

・この問題について少し考えましたけど、まず仕事中については、それでも必要だと思われることは意識してメモやノートを残しておくべきですよね。その時必要かどうか分からない知識こそ、簡単にでもメモを残しておくべきです。ということでここは、一定の基準を設けて頑張りましょう。その基準についてはまたあとで考える

・少なくとも英単語については、仕事中かどうかにかかわらず、いつでも記録に残しておくように気を付けましょう。

・一方で、読書中に関しては、どんな読書を行っているかで、メモを取るかどうかを決めましょう。まず、趣味の読書についてはメモは諦める。今まで通り、覚えている範囲で/振り返ることのできる範囲で、後からブログ(dshio3721)に書き込むことにします。その理由は、上で書いた通り、読書中、特にシーケンシャルな読み方が推奨される読書については、メモ取りによって勢いを止めたくないからです。

・しかし、勉強に必要な読書、リサーチのために行う読書については、前回の記事に書いた通り、「テキスト」の扱いをします。つまり、始めから、何か情報を掬い出すつもりで、「情報の素材」として読みます。そのたびに必要なことはメモを取るし、縮約の材料にもする。

・たとえ何らかの理由でメモを取ることが出来なくても、少なくとも、どのテキストに触ったのか、という記録は残しておく。後から、どのテキストに触ったのかが分かるようにしておきます。

・ここで少し脱線して考えておきたいんですが、テキストを「集める」のか、「集まってきてしまう(気づいたら触れてしまっていた)」のか、の違いに注意を払う必要ってあるんでしょうか?

・いや、つまり、こういうことです。無意識のうちにテキストに触れてしまうってこと、あるじゃないですか。目に飛び込んできた情報とか、深掘りするつもりはないけどなんとなく調べたこととか。この場合って、そのテキストからどんな情報を抽出するかという意図が明確じゃないわけですよ。

・でもあれですね、だからと言って、「意図なくテキストに触れないということを徹底する」とか、「テキストに触れる際には、必ず情報を掬い出すという制約を設ける」といった対策を取ってしまうと、学びそのものが狭隘なものになってしまう恐れがありますね

・上記の問いはやや脱線ですけど、少なくとも、テキストに触れる際に、戦略的に=意図を持ってアプローチすることは意識してもよさそうですね。

・具体的には、以下のようなのはどうでしょう。クセとして、まず、テキストの総量を確認する。ページ数、文字数、段落数、冊数…。それから、構成を確認する。目次(インデックス)や、それぞれの項目に割かれている文量なんかをチェックしておきましょう。

・上述のような、「そもそも、戦略的にアプローチすべきかどうかを決めるためにテキストを『撫でる』際」にも、総量と構成を確認する意識は持っておいて良いでしょう。

・まとめると、どんな場合であれ、「何のためにテキストに触れるのか」という問いは持っておき、それがはっきりしなくても、テキストをいきなり読み込むことなく、その総量や構成は把握するよう心掛けましょう。

・そのために、「なんとなくおもしろそうだと思ったもの」を突っ込んでおくフォルダも、OneNote上には設けておきましょう。これまでの自分のメモを振り返ってみると、それは、「より詳しく知りたいこと(=時間がないから後で詳しく調べたいこと)」「とりあえず覚えておきたい単語」「あとで人に共有しようと思っていること」などで構成されているようですから、そういうものは一律、この雑記フォルダに突っ込んでおきましょう。

・いったん、この論点については、これで走ってみましょうかね