日記236

・次。モーリシャス重油事故の話。ラフにしか知らないニュースの話で恐縮ですけど

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62883560R20C20A8EAF000/

・7月25日に、日本の貨物船が座礁して重油が海洋に流出したという事故です

・これをみて、環境保護等の観点から痛ましい事故だなとは思ってまして、現地の生態系にどんな影響が出るんだろうかとか、ちょこちょこニュースなんかを見てましたが、それよりも以下の観点からも考えたい

・それはリスク管理です。

・企業のリスクコントロールが経営上の大きな課題となって、果たしてどれほどの時間が経ったでしょうか。ぼくが小学生のころに、企業の食品偽装事件が相次ぎました。それがすなわち経営リスクの問題と直結するかはこの際置いておいて、それらの事件も、「いくら営利を目的とした企業活動とはいえ、あんまり適当なことやってたらあきまへんで」という意識の醸成には役立ったでしょう

・そう考えると、すくなくとも企業のリスク管理がかまびすしく叫ばれるようになってから、少なくとも15年程度が経過しているわけです。その割に、今回の事件はあまりにお粗末な話じゃないですか。リスク管理の意識が現場に徹底して浸透していれば、容易に防げた事故のように思えます。少なくとも素人目には。

・その証拠に、「確かに痛ましい事故ではあるが、実際に船を運航していた現場も実は大変で、リスク管理にまでリソースを避ける状況ではなかった」的な話は一切出てきてません

・話はまとまりませんが、この週末は、信頼できる団体に、重油回収作業等の助けとなる寄付をしたいなと思っています