日記432

・年をまたいだようにも思われますが、いったんは気にしない

・やっぱり例の、恐ろしいほどの虚無感さえ排除できれば、何とか続けられそうなんです。よって指針の二つ目として、1分でも勉強に向かったら、それを成果とみなします。毎日勉強を続けることを、もはや目的とするんです

・あとあれだ。現時点では、会社の昼休みも勉強の時間に入れているんですけど、週に一回ぐらいは同僚と昼ごはんに行くようにしてるんですよね。ここも、あんまり我慢しても続かないですから、まずは週一回、これを認める扱いにしましょうか。本気で考えれば、ここも両立できるんですけどね

日記431

・と言いつつあれですね、2022年のお勉強はフランス語が主体になるんですけど、既述の通り、フランス語は休日にスクールに通える予定なので、そこの受講スケジュールが決まるのが先ですね

・じゃあそれが決まってから、本格的にスケジュールを組むことにしましょうか。

・と言いつつ、ざっくりと、平日/休日を問わず、何をやるのかについて本質的なことを決めておきましょう。本質的というのは、どんな教材を使うかとか、そういうことは決めずに、語学力向上のために何をするのか、ということです

・まずは、可能の階梯と、学習ルートマップを考えます…という作業の前に、もう一回、慎重に考えておきたいことがあります。それは、いかにして、2022年のお勉強を継続可能なものにするか、ということです。そのための道具立てをもう一度、確認しておきましょう

・まずはラーニングログです。これは今からやるんですけど、お勉強の予定をあらかじめ全てGoogleカレンダーに読み込ませておいて、達成したらその色を変えるなりして、チェックを付けていきます。これによって行動記録表を兼ねますが、だめだったらまた考える

・それから、日々のお勉強には、必要に応じて2ミニッツスターターと、ポモドーロテクニックを使います。

・いざお勉強の計画を立てる段になったら、100分の1プラニングとグレー時間クレンジング、習慣レバレッジを使います。

・それでも思うようにお勉強が進まない時には、逆説プランニングと行動デザインシートの力を借りることになるでしょう。それから、ゲートキーパーと会読、私淑も使えるかもしれません。というか、例えばスクールの講師は、ゲートキーパーとして積極的に活用できるでしょう

・技法はこんなところでしょう。これに加えて、お勉強をサボってしまいそうになった時の行動指針を定めておきたいんです。もっと言うと、お勉強の妨げとなるあらゆる行動をあらかじめ排除する指針を設けておきたい

・一つ目。2022年は、飲み会には行きません。既に2021年中に約束を定めてしまったものを除き、新たに飲み会の予定は入れない。飲み会という大げさなものでなくても、友達と金曜の夜にふらっと飲みに行くとか、そういうものも排除する。どうしても友達と話したくなったりすることもあると思いますが、そういう時も20時までに帰宅し、勉強したうえで22時までに就寝ができるようにデザインする。そして翌日、計画通りの時間に起きる

・ほかに、2021年、お勉強を妨げた要因は何ですか?

日記430

・自分が何について考えなくてはならないか、またぞろ考えていきましょう

・2020年、および2021年の日記を見返していたんですけど、やっぱり怖いのは虚無感です。あれにさえ襲われなければ何とかやっていけるはず

・ちなみに、こうした問題への対処法も、「問題解決大全」には書いてあります。が、それはいまいったん飛ばす

・んで、ぼくなりの対処法は、何度も繰り返し書きますけど、毎日同じ勉強を続けることです。

・このブログも、雑記と割り切って、できるだけ毎日書くようにします。乱文になるのが怖くて、2021年は毎日は更新しなかったんですけど、もう何でもいいので書きます。主には、仕事帰りの電車の中で更新することを想定しています。が、後述するようなお勉強の方を優先します

・で、まあブログは置いておいて、お勉強ですけど、フランス語と並行して、英語も毎日少しずつだけやります。当面は「英語のハノン」を続けます。この偉大な学習参考書についてここでは詳しくは触れませんけど、毎日ひとつでいいのでエクササイズを進めるつもりです。ここも、エクササイズの総数を数え上げてラーニングログを作っておきましょう

・フランス語は、1月から語学学校に通えることになるので、まずはそこで使う教材なんかが確定してからまた考えます。いずれにせよ、平日の勉強時間は確保しているので、そこに当てはめられるような勉強の仕方を1月に考える

・あれ、このブログで書いてなかったかもしれませんけど、ぼく、2022年中にフランス語をビジネスレベルまでできるようにならないといけないんですよ

・ここに並行して、これも毎日少しずつ、数学の勉強もしていきます。ただし、これは、6月以降になるかもしれない。ただ、できれば毎日15分程度、なんなら5分でいいので、やっていくつもりです。ここについては土日も使えるので、そこも活用していく

・次のエントリーでは、土日の時間の使い方を考えます

日記429

・2021年を振り返るのか、2022年の計画を立てるのかで悩んでます。悩んでますが、両者は独立したものではなく、2021年を振り返ることによってより良い2022年の計画を立てられるということに鋭く気が付いてしまったので、まあやります

・結論から言うと、年初に計画していた「独学」は、あんまりうまくいきませんでした。その理由を振り返るはずであった期間、つまり第Ⅰ部の終わりと第Ⅱ部の終わりに設けた期間についても、あんまり効果的な振り返りというのはできなかった。あれ、なんでだったんでしょうか

・あ、うまくいかなかったとはいっても、英語は点数伸びました。当初目標であった、TOEFL100点をクリアしていますし。その学習方法は先に書いた通りです

・で、それ以外の独学ですけど、まず分かっていることだけ言うと、ひどい虚無感に襲われてしまった時期があった、ということが挙げられます。しかも、一時期ではなく断続的に

・そして、いまとなってはその理由がよく分かります。結局、何かを学ぶということは、毎日続けるということを通してのみ、成果を得ることができるし、さらに、毎日続けるということを通してのみ、モチベーションを得られるようになっているんです

・学ぶモチベーション(ここでは虚無感の対義語です)は、学び続けることでしか得られないんです。ということは、毎日学ぶ仕組みを設計しなかった時点で、ある意味「負け確」だったんだと思います

・「独学大全」のおかげで、トピカルな調べものの技法は随分と知ることができました。それらを駆使した、知的生産の技法についての自分なりのまとめは、このブログでも書いたことがあります。去年のこの辺の、第Ⅰ部の振り返り記事が役立つ。なんだ、ちゃんとできてるじゃん、もろもろ

 

dshio3721.hatenadiary.com

 

dshio3721.hatenadiary.com

・ほう。ということは結局、学習の計画を、少なくとも日足の単位で立てる必要があるということですね。そしてそれは、なんというか、「学習の計画」と聞いて我々が想起するような、「この日にこれをやる」という類のものではありません。ぼくがいまやろうとしているのは、学校のカリキュラムのようにあらかじめ学習内容が規定されているものではないからです。

・むしろ、あえて学校に引き付けて言うならば、毎日通学し、毎日決まった時間割が用意されている(=ただしここでは、その時間割の中はブランクで、他の作業が入りさえしなければ良い。すなわち、学習時間を事前に確保しておき、その時間内に他のあらゆる作業が入ることを排除する)という、学び舎ならではの外部足場のみをエッセンスとして抽出しておけばいいんです

日記428

・よく銭湯とかサウナに行くんですよ。今日はここからイイ話をします

・本当にいろんな銭湯に、場所によっては何度も通ってるんですけど、最近、あることが分かってきました

・何度も行きたくなる銭湯って言うのは、やっぱり清潔感があるんですよ。当たり前だろと思いました?

・じゃあどんなところで清潔感を感じるのか、ないしは、清潔感のある銭湯の条件っていうのは何だろうと考えてみたいわけですよ。例えば、最近リニューアルしましたとか、最近設備を入れ替えましたみたいな銭湯に、清潔感が備わっている場合が多いんじゃないかと思われるかもしれません。ところが、実際は違うんです

・真新しい温水設備を備えているのに清潔感の全然ない銭湯って、存在するんです。というか、昨日、そういうサウナにたままた入ってしまって、萎えたという話でもある

・で、結局、清潔感のある、何度も行きたくなる銭湯っていうのは、頻繁にスタッフが浴場や更衣室を訪れているんです。そこで足ふきマットを変えたり、湯をチェックしたりしてくれるわけですけど、本当に、心を込めて、そういう作業をしてくれる。ここでは、設備の古さとか、築年数がどうだとかということは、あまり関係がない

・というか、恐らくそうした素晴らしい銭湯のスタッフの方々って、それらを作業と考えておらず、「自分がこのお風呂に入るとしたらどんな気持ちだろうか」「どんなお風呂だったら気持ちが良いだろうか」ということを楽しく想像してくれているように感じるんですね。実際のところどうだかは知らないですよ

・で、まあ私みたいな30近いおじさんが、銭湯に通ってこんなことをつらつら考えましたなんて話をしたいわけではなくてですね、この話を少しだけ抽象度を上げてみたいんです。人に対して何かモノやサービスを有償で提供する、つまり事業を営むときに、結局はそこで働く人がどんな人かが大事なんですね、という話を、まずはしたい。というか、しました。

・これ自体はよくある話だと思うんですよ。で、今日はこの先に行きたい

・少し嫌な言い方になりますが、この資本主義社会においては、「人の善さ」そのものがビジネスになり得ます。今年の夏にまとめた、「知の技法入門」の記事を振り返ってみてください。資本主義は、意味をとにかく微分することで持続している社会ですから、「人の善さ」もその対象たり得る。ちなみに下記の記事で、「よく分からない」としてメンションした、「現実の構造をディスコンラクトしながらイノベーションし、それを変容させる」行為の最先端がデザインやアートという主張、いまなら少し分かる気がする

 

dshio3721.hatenadiary.com

・で、これも陳腐な主張かもしれませんが、資本主義社会のトップスターとして、現代社会の神話的企業、つまりGAFAMを思い浮かべてみてください。これらの企業のリーダーたちが、人間そのものとしてアイコニックな存在になっていることにお気づきですか?

・アップルのジョブス、Amazonのベゾス、MicrosoftゲイツFacebookザッカーバーグGoogleのラリーペイジとセルゲイブリン。それ以外でも、テスラのイーロン=マスクなんかもすぐ思いつきますよね

・これらの人たちは、程度の差こそあれ、この人達が持っている志向、つまりパーソナリティに極めて近いものを、世の中に役立てるためにどうしたらいいかというフレームワークに当てはめることで、革新的なモノやサービスが創り出されたんじゃないかと思うんですよ。ジョブスのiPhone、そのデザイン性なんかは最たる例ですよね

・上の話と結びつきました?つまり、街中の銭湯だろうが、世界の「ビッグファイブ」だろうが、資本主義社会における事業の成功にはそこで働く人の志向、もっと言うと人の「善さ」みたいなものが欠かせないということなんです

・今日はもう一歩先に行かせてください。この発見を踏まえたうえで、じゃあ自分はどうするんじゃと言う話です

・このブログでこんなことを書くのは初めてかもしれませんが、実はぼく自身の「人の善さ」は、並外れている/他の追随を許さないと、自信を持って言えます。この視点で、もう一度自分のことを見つめなおしてみようと思うんですよ。

・つまり、自分の「人の善さ」というのは、本質的にはどこにあるのか。プラス、それをどう世の中に役立てていけるのか、と言う視点で自分を見つめ直せば、必ず世の中に響くモノやサービスを創り出せると確信しているんです

・今年、残り一か月は、これに取り組んでみようと思っています。で、このブログと並行して、何かしらのアウトプットを出してみたい。

日記427

・件の文学賞は3次選考も通っていました。いいじゃないすか

・一応、ここまで選考に残るということは、作品としての巧拙は置いておいて、小説のかたちにはなっているということですね。ここ何年もの間、ある特定の文章の塊が、どうしたら「小説」「文学」たり得るのかということについて、自分なりに考え続けてきましたし、それを創り出すための方法論も、独自に追求してきました。その結果として、自分の書いたものが「小説」「文学」たり得ていると認められたことそのものを、まずは寿ぐべきでしょう

・そしてやっぱり、何かを創り出している瞬間こそ、自分の人生がいきいきしていると改めて感じます。それは仕事でも一緒で、目の前の「やらなきゃいけない」ことを、いかにクリエイティブな過程に落とし込んでいくかと考えるとき、やりがいをもって仕事に臨むことができている

・ということで、今年の選考結果がどうなるにせよ、まずは次の作品について考えましょう。自分が何を書きたいのか、書くべきか、考えましょう。自分の中に確立されている、小説創作のためのプロセスを、まずは壊しましょう。色んな事を試して、失敗して、また学んで次に行くんです。そうやって少しずつ、自分の器を成長させていくつもりです

日記426

・ユーロ円金先について、基本的な知識を得る必要に駆られています。ユーロ円金先って何ですか?

・金先なんで、金利先物のことでしょうね。もっと言えば、先物なんで、予約取引の一種です。予約取引は、基本的にはリスクヘッジのために使いますから、金利先物と言えば金利変動リスクをヘッジするための取引形態なんでしょう。おそらく金利、特に短期金利を原資産としているはずです。

・んで、ユーロ円なんで、普通であればオフショアで取引される短期金利先物を指しそうですけど、ちょっと調べてみるとなんとなく違う気もする。この辺から調べていけばよさそうですね

・なんだ、ちゃんとわかってるじゃん

・さて、生きているとこういうトピカルな調べものを効率よく行って知識を蓄えていく必要性に駆られることがよくあるわけで、それはその時々に応じてぼちぼちやっていきます

・んで、このブログで永遠に考えている、自分が長期的に見て何を学ぶべきかということについて、今日も考えていくわけです

・今思いついていることを二つ、挙げさせてください。まず一つ目は、データ処理です。仕事をしていると、というか生きていると、色んな生データに触れることがあります。この生データと言うのは広義のデータと言うことでありまして、例えばこのブログに書き連ねていることだって、自分のライフログと言う意味でデータです。

・この、様々な情報量/形態のデータを、どうにか効率よく、整然と格納したいんですよね。ゴールデンウイーク中にレヴィ=ストロースの著書内のフレーズを引用しましたけど、ぼく、およそ未整理/未分類というものを許せない性格なんです

・ということで、データベース構築の方法を体系的に学びたい。それは、計量ソフトを使いこなせるようになりたいということでもありますが、それ以外に何か方法があるなら、そうしたことを学びたい

・もう一つは、どうでしょう、もう言ってしまいましょうか。ぼくは恐らく、日本経済とか、日本社会について、真剣に考えなくてはならないと思います

日記425

・直近のエントリーで書いたことについて勘違いしていただきたくないことは、別に、シリアス/ペシミスティックな物語こそが人の心を打つ、と言っているわけではない、ということです

・むしろ、最近巷間をにぎわせているエンタメ作品は、過度に読者の感情を煽る展開や設定が多くあって、言ってしまえば下品なものが増えてきていると感じます

・一番卑近な例からいきますか。Twitterとか、YouTubeとかで広告の対象となっている、「ウェブで読める漫画作品」の類についてです。こうした作品群の最近の傾向をみていくと、復讐とかリベンジとか、「不遇な環境に置かれた者が立場を一気に逆転させる」みたいな展開がかなり多いんですね。広告の内容しか見ていないからよく知らんけど

・で、これって、やっぱり受け手の脳に直接響くような展開/設定なんですよ。誰しも自分が辛い思いをしたときのことはよく覚えているものですから、共感もできますし、そうした境遇に置かれた際に一発逆転ができたらどんなによかったか、というカタルシスも抱えている

・でもですね、現実問題として、人生において一発逆転みたいなことは起きないんですよ。私も薄ら20年以上生きてきてやっと分かりましたけど、宝くじが当たったって不幸な人は不幸だし、小さなことを毎日積み重ねていくことでしか、自分の人生/境遇を良くする方法ってないんです

・だからこそ、実際にありもしない一発逆転を、「フィクションだから楽しければいい」という浅薄な思考で割り切って、世の中にそうした作品を浸透させようとするのは品の無い行為なんです。別に、そうした出版社/メディア企業の判断について、ダメだと言うつもりもありませんが、マナー違反だとは思う

日記424

・件の文学賞、2次選考も通っていました。よしよし

・最近読んだ本の話でもしますか。仕事が忙しくなったり、プライベートが上手くいかなかったりすると、やっぱり良質な物語が読みたくなります。活字中毒と言うことでもないと思うんですけど、いつかこのブログでも書いたことがあるような気がする、「文学の持つ毒」に良いカンジに当てられている感じがする

・物語と言う意味で最近読んだのは、ガルシア=マルケスの「予告された殺人の記録」と、ブッツァーティの「神を見た犬」。あと、長らく積読していた、コクトー恐るべき子供たち」も読みました

・三つとも、明るいとは言えない物語で、多分数年前だったら手にも取らなかった類の本だと思います。どうしてそういう物語を読めるようになったかと言うと…やっぱり自分も人生のほろ苦さというか、そういうものが分かり始める年齢だからということなんでしょうか。

・自分の書く物語にも、こうした物語のもつ味わいというものが、いつか滲んで来ればいいなと思います。それでこそ、本当の意味で人の胸を打つ小説たりえるはずなので

日記423

・夏に出した文学賞の一次選考に通っていました。去年と同じ賞なんですけど、まあ、去年のが通ったのなら今年のも通るだろう、くらいには思える出来だと感じていたので、実際通って安心という感じです

・問題はこのあとの二次選考以降なんですけどね。去年の自分を…超えたいっ…

・まあそれはおいておいてですね。いつもの通り、「自分が何について考えるべきか」ということを考えていきます。

・で、それはですね、経済学の学び直しなんですよ。これ、あくまで可能性の話なんですけど、このブログでも散々書いている留学、もしかしたら経済学のマスターを取りに行くということになるかもしれないんですね

・そこで、そもそも、現代の経済学について、ぼくが感じていることをつらつらと書いていきましょう。それは必ずしも、ポジティブな感情ではありません

・キャッチフレーズから始めましょう。現代の経済学は、その数理的な性質に着目して「社会科学の女王」と呼ばれることがあります。これは、いわゆる計量経済学を中心に、統計的な手法が高度に深化してきたことが背景にあるということですが、当の計量経済学が、ぼくは好きじゃありません。

・と、この先のことを書き進める前に、備忘までこんな記事にリンクを貼っておきます。やはり、自分が考えつくようなことは既に誰かが考えているのだ

toyokeizai.net

・もととなっている、ローマーのペーパーはこちら

https://paulromer.net/the-trouble-with-macro/WP-Trouble.pdf

・あ、とりあえずこれに興味が出てきた。よみま~~す

日記422

・自分、自慢いいすか

・ついに?なぜか?先日のTOEFLテストでリーディング及びリスニング、同時に満点を取ることに成功しました。何でもそうですけど、こういうのって思いがけないタイミングで点数が伸びたりしますよね

・結局、勉強法としてはこのブログでも触れてきた、王道を行くしかなかったということのような気がしています。音声を聞き、どれだけ聞き取れたかを確認し、分からない単語を洗い出し、意味を調べ、文の意味が分かるまで音読し、その内容を誰かに説明して、また音声を聞いて…

・このプロセスを、きっかり4週間継続しました。4週間の間は毎日英文に触れました。土日ももちろん、です。

・TEDトークで、何かを習得するにはミニマムで20時間の集中した訓練が必要だと言っていた人がいましたが、まさに今回の例はそれに当てはまるものだと言えます。もっとも、逆に言うと、自分はまだ20時間分しか集中した訓練を行っておらず、それは今後実践していきたい、大学院レベルの教育への参画に向けてはまだまだ研鑽が必要だと言うことに他なりません

・自慢のつもりが戒めになってしまった。とにかくこれからも頑張ります、が、ひとまず結果が出て良かったね

日記421

・面接対策をします

・はい。留学選考のための足切り試験は無事クリアしましたので、お次は面接。

・そのために、まず面接というのはどんな営みなのかということを考えてみたいと思います。つまり、そこを解きほぐすことによって、面接の際にインタビュイーに何が求められているのかということついて、自分なりに考えてみたいということですね

・それはたぶん、こういう直観があるからです。つまり、巷でよく言われるような面接対策(と言及できるほど面接対策について勉強したことはないけど)において言われいていそうな、想定問答をあらかじめ作っておくとか、そういう個々の対策を講じることにあんまり魅力を感じていないんですね

・まあ御託は良いので、考えていきましょう

・まずはゴールの設定でしょうか。つまり、どうなったら「面接が成功した」と言えるのか。そのイメージを膨らませてみましょう

・それは…会社の人事部署から、「こいつを留学に行かせたい」と思われること、と言えるでしょう。もう少し踏み込んで言うと、「(ほかの候補者ではなく)こいつを留学に行かせたい」と思わせること、ですよね。「こいつを留学に行かせても問題ないと思う」でもなく、「こいつか、まああいつか、どっちか行かせればいいと思う」でもなく、です。

・そしてそのためには、将来的にぼくという人間が、会社組織の中で、留学の経験を活かしてどんな貢献をしているか、ということをイメージさせてあげる必要があるわけです。留学を含めて、人材教育というものは将来のリターンのための投資なので、自分こそが投資に足る有意な人材であるということを示す必要があるわけです

・そうすると、ヒントとしては、面接対策ハウツーよりもむしろ、証券のセールスとか、事業会社の営業とか、そういう分野のハウツーを参照するのがいいのかもしれない。

・これは結論ではありません。もう少し、思索の工程を続けてみます

・さて、そうした「投資への誘い」としてのセールストーク、営業プレゼンが上手くいく条件というのは、まず第一に、自分がその商品のことをよく理解していること、だと考えています。面接の場合、自分という人材の強み、これまでの仕事振り、大切にしている価値観や問題意識、を整理しておく、ということが挙げられるでしょう。この際、できれば、他者との違いも明示的に際立たせておくことが大事なのだと思います。つまり、自分という人材の強みは、他者からみて際立っている(注:優位性があるかどうかの議論をする必要はない)ということを強調できるようにしておくことです

・今はそれらの中身には立ち入らず、次の思考ポイントに行きます。それは、先ほどの話と被りますが、自分という人材が留学に行くことによって、組織にどんな貢献ができるようになるか、ということを整理することです。これは、投資に置き換えれば、リターンを明確化することです。ちなみに、投資と違って、ここではコストを明確にする必要はありません。留学の費用を管理する人事部署には、ある程度潤沢な資金バスケットが用意されているので

・商品の特性を理解したうえで、リターンを魅力的に説明出来たら、それはきっと、面接としてはうまく行くのではないでしょうか

日記420

・中村圭志の「信じない人のための<宗教>講義」を読んでいます。最近のみすず書房の選書、すごくいいですよね

・さて、またもや漫然と、自分の知的生産活動について考えています。最近は、「独学大全」をはじめとするセルフスタディ本の助けを借りて得た知恵を基に、独学で何かを学ぶ際の初動が以前と比べてはるかにしっかりとしてきていて、未知の分野に挑むことに対する抵抗というものがだいぶ和らいできました。何かを新たに学ぶ際のアレルギー反応というか、そういうものがなくなってきている

・もちろん、スムーズに学びに入れるということは勉強の入り口に立っているだけのことであって、その後の継続やら、継続のためのメソッドの実践の方がはるかに大事なんですけど。まあそれはおいておいて

・あと、多分このブログで書き忘れているんですが、バーバラ=ミントの「考える技術・書く技術」で学んだことなんかが、実生活でとても役立っている。これも結局、ぼくにとってはセルフスタディのためのコツの一つなんですが、よく書くことはよく考えることですので、書く技術を磨くというのは大事なんだなということの再確認に繋がっています

・一例を挙げると、こないだもこのブログに書いた、留学の志望理由書に関して言えば、「書く」というプロセスの中で、きちんと自分のアイディアを育て上げながら、自分の考えをひとまとまりの文章に仕上げることができたという成功体験があります

・恥ずかしいので、具体的な内容については今はここでは挙げませんけど

・さて、いま、自分が何について考えるべきかということに思いを巡らせてみると、それはまず、TOEFLのスコアアップですね。で、これについては、もう自分が正しいと信じる方法を実践するしかないかなと思ってるんです。こないだも書いたような、ディクテーションと音読を組み合わせたような勉強方法で、基本稽古を毎日やるしかないなと。継続することによって力がつくということを、この歳になってようやく気が付いているわけですが、とにかくそういうことです

・これって思考停止ですかね?つまり、自分が一度確立したやり方を継続して実践するってことなんですけど

・いや、そうでもないと思いますよ。確かに、常によりよいやり方を模索するっていうことも大事だとは思うんですけど、結果が出ることも分かっている(リーディングの自己ベスト更新、等)し、何より今、例えば英語試験の予備校に頼って勉強メソッドを外注することが良い選択肢とは思えません。仮にこれで、最終締め切りまでスコアが上がらなかったとしても、自分としてはもう仕方がないと思うしかない

・青年期特有の悩みって感じ

日記419

・最近やってる楽しい遊び、皆さんに教えちゃいます

・まずはRadioTalkというアプリをスマホにダウンロードしてください。音声配信アプリなら何でもいいです

・それから、おもむろに、TOEFLのリスニング教材を、何でもいいので一つ選んで聴いてください。何でもいいと言いつつ、講義形式のものを選んでください(大学図書館のスタッフと話す、的な奴はダメ)問題を解くつもりで、文意を把握することに注力しながら、いつも通り聴いてください

・一度聴いたら、分からない単語が出てくると思います。それらをメモしておいて、後で時間が出来たらそれを調べておきましょう。だいたい、一つの教材で、ぼくの場合だと6個ぐらいは知らなかった単語が出てきます

・最後に、スクリプトを見ながら2度ほど通しで音読ないしはディクテーションを行い、文意を完全に掴んだら準備は完了です。音声配信アプリを立ち上げて、ライブ配信を始めます。ライブのタイトルは、その教材のタイトルでいいですが、なんとなく人の興味をそそるようなものにしておきましょう

ライブ配信の中で、「今日は○○のトピックについて、英単語の紹介を交えながらお話しします」という体で、あたかも自分がそのトピックの専門家であるかのように、英文の内容を逐次日本語に訳しながら、そのまんましゃべります。自分が講義を行っているかのようにしゃべるのです

・人間、そもそも、根っこのどこかで、「人に何かを教えたい」という欲求があります。それを利用した英語のトレーニング法です。で、トレーニングだと思うとつまらなくなるので、遊びだと思ってやるんです。ライブで配信することによって、自分の中に眠っていた知識がアドリブ的に出てきたりして、実際楽しいです

・ぼくはこれで、TOEFLのリーディングが28点まで行きました。

・満点じゃないんか~い

日記418

・ああ、あと、ここでは書いてませんでしたけど、この6月に、慣れ親しんだ為替市場を離れて、JGB市場とか本邦短期金融市場に仕事の軸が移ったんですよ。その話も書くべきですよね

・為替市場と違って、グローバル全体でダイナミクスを持って動いていくような市場ではないんで、去年の春頃のように毎日ブログに書くネタがあるわけではないんですけど。特に、短期市場の動意は、ほとんどが日本銀行の政策動向によって左右されていると言って過言ではないでしょうね

・あとですね、本年末をもって、円LIBORが公表停止となるじゃないですか。それに対する対応も、今のお仕事の射程に入っています。ここは、金融市場のダイナミクスを感じられるというか、将来、金融論の教科書に載るであろう事項ですから、その渦中にいられるというのはある意味幸福なことかもしれない。「ワシがLIBOR以降対応にあたったときはじゃな…」つって、孫に語りたい

・語りたくはない

・これ書きながら思ったんですけど、どうせ留学の面接で、ここら辺のことを詳しく聞かれるんだろうから、ファクトや基礎文献を一定程度まとめておいた方がいいですね

・やりま~す